Kardhaus

名刺に書かれているのは、相手の個人情報です

プライバシーのページはどれも「あなたのデータを守る」話をします。このページは、名刺の相手の話です。

最終更新 2026-09-22

この分野で誰も言っていない論点

名刺をスキャンするとき、処理されている個人情報はあなたのものではありません。打ち合わせで紙を渡してくれた人の氏名、直通番号、会社のメールアドレス、多くの場合は携帯番号です。その人は、あなたが持つことには同意しました。別の国の第三者企業が保管し、索引を作り、人物関係のグラフを構築することには同意していません。

クラウド型の名刺アプリは、シャッターを切るたびにその判断を本人の代わりに、黙って下しています。名刺がアプリの運営会社にそもそも届かない設計なら、「相手の名刺を読み取ること」を「相手が知らない企業のデータベースにその人のデータを積み上げること」から切り離せます。個人情報保護法(APPI)のもとでは、一般的なプライバシー訴求よりずっと具体的な話であり、クラウド型の競合は製品を作り直さないと真似できません。

つながりたくない、という需要について

「名刺管理アプリ つながりたくない」という検索が実際に存在します。Kardhaus にはソーシャル機能がそもそも存在しません。相手に通知が飛ぶことも、知り合いとして提案されることも、勤務先の変更が誰かに伝わることもありません。読み取って、保存して、検索する。それだけです。

Kardhaus がすること、しないこと

  • 名刺の撮影と文字の読み取りは 端末内 で、iOS 内蔵の OCR を使って行います。電波の届かない場所でも読み取れます。
  • 名刺の中身が当社に届くことはありません。 アプリは当社に何も送りません。名刺のデータが Apple マップと Private Cloud Compute に渡る場合(AI 認識と、バージョン 1.2 からはフォローアップの下書き)については、下の「認識が実際に動いている場所」に書いています。
  • 名刺は 端末内 に保存し、iPad でも見たい場合は 自分の iCloud プライベートデータベース経由で同期します。当社はその同期の当事者ではなく、読むこともできません。
  • アカウントがありません。 アプリを使うのにメールアドレスもパスワードもプロフィールも不要です。漏れるものがありません。
  • 広告なし、トラッキングなし、アカウントなし。アプリの使い方を測っているものも入っていません。 Firebase も Mixpanel も、クラッシュ収集やアトリビューションの SDK もなく、広告識別子も、App Tracking Transparency の確認画面もありません。
  • バージョン 1.2 から、購入の記録を RevenueCat に送ることができます。 新規インストールは初期値オン、1.2 より前から使っている方は初期値オフで、切り替えはアプリの「設定 › プライバシー」にあります。送られるのはその購入と、このインストールに割り当てられた匿名の ID です。名刺、名刺の写真、お名前、メールアドレスは送られません。詳しくは下に書いています。
  • 広告も広告識別子もありません。 どのプランでも。

認識が実際に動いている場所

認識は2段階です。1段目は iOS 内蔵の OCR で、名刺の文字を 端末の中で 読み、確実に判断できる項目を埋めます。2段目の AI 認識 は、どの行が部署でどの行が役職か、どれが支店名かを判断し、日本語表記と英語表記をひとりの人として結び付けます。これまで、そして iOS 26 では今も、この2段目を担うのは 端末内の Apple Intelligence です。

バージョン 1.1 からは、iOS 27 で Apple Intelligence が使える iPhone の場合、AI 認識はまず Apple の Private Cloud Compute で処理されます。その際、その名刺1枚の写真も一緒に送られます。 Apple の設計では、送られた内容はその1回の処理にだけ使われ、保存されず、Apple でさえアクセスできません。Private Cloud Compute が使えないとき(通信がない、端末が対象外、Apple が定める Private Cloud Compute の利用上限に達した)は端末内の Apple Intelligence に、それも使えなければ内蔵の認識に切り替わります。どの場合も名刺はいつもどおり保存されます。Pro を購入せずに無料の AI 認識回数を使い切ったときは AI 認識そのものが動かず、内蔵の認識が iPhone の中で名刺を読み取るだけなので、Private Cloud Compute には何も送られません。

AI 認識のほかにも、Apple に渡るものがあります。名刺に印刷された 住所 です。バージョン 1.0 から、名刺を読み取ったとき、取り込んだとき、編集したときに、その住所で Apple マップを検索し、名刺を地図に置けるようにしています。送られるのは住所の文字列だけで、行き先は Apple です。当社には何も届きません。

バージョン 1.2 からは、フォローアップの下書きも加わります。 名刺を保存した相手に送るフォローアップのメッセージを、「下書きを作成」をタップしたときにだけ書きます(最初の1回の前に、何がどこへ送られるかをアプリの中で表示します)。iOS 27 では、まず Apple の Private Cloud Compute が書きます。送るのは、その名刺の氏名・役職・部署・会社名、直近の面会の場所の名称(住所は送りません)・日付・種類・メモ、タグ最大6件、相手についての印象メモ(400文字まで)、送信済みにした過去の下書き最大2件の短い抜粋、入力した内容、そしてあなた自身の氏名・役職・会社名だけです。電話番号、メールアドレス、住所、法人番号、ウェブサイト、写真は送りません。入力した内容にそれらが含まれていれば送る前に取り除き、署名は下書きが戻ってきてから端末の中で付けます。扱いは AI 認識と同じで、その1回の処理にだけ使われ、保存されず、Apple でさえアクセスできません。Private Cloud Compute が使えないときは端末内の Apple Intelligence が、それも使えなければ内蔵のテンプレートが書きます。当社には何も届きません。バージョン 1.1.1 からは「設定 › Apple Intelligence」の「AI 機能に Private Cloud Compute を使用」をオフにすれば、AI 認識も下書きも Private Cloud Compute を使いません。

認めておくこと

AI 認識は Apple Intelligence に対応した iPhone(バージョン 1.2 からは iPad も)でしか動きません。対応していない端末では1段目だけの結果になります。それでも完全に使える1件のデータで、推測が必要な項目は当てずっぽうに埋めず空欄のままにします。難しい名刺は確かにあります。装飾書体、縦組み、光沢紙の箔押し。それらは手で仕上げていただくことになります。精度を上げるために他人の連絡先を当社に集める、という道は選びません。

自分の iCloud への同期を別にすれば、名刺のデータが渡るのはこの3つの場合で全部です。行き先はどれも Apple で、ほかの誰にも渡りません。

バージョン 1.2 から — RevenueCat と、その切り替え

バージョン 1.2 で送り先が3つめになります。ただし送るのは名刺ではありません。 購入の記録を RevenueCat(アプリ開発者のために購入履歴を預かる会社)に送ることができます。新規インストールは初期値オン、1.2 より前に初期設定を終えた端末は初期値オフです。すでにお使いの方は、ご自分で変えないかぎり何も変わりません。切り替えは「設定 › プライバシー」の「購入履歴を RevenueCat に送る」で、次回の起動から有効になります。オフのあいだ、RevenueCat のコードは起動すらせず、通信も1回も発生しません。 購入と購入の復元は Apple の StoreKit だけで完結し、1.1 と同じです。

オンのとき、RevenueCat が受け取るもの:その購入(どの製品か、および Apple の取引記録)、このインストールのためにランダムに生成された匿名の ID、アプリのバージョンとビルド、iOS のバージョン、端末の機種、優先言語の先頭いくつか、App Store の国または地域、そしてサンドボックスでの購入かどうか。この購入記録は RevenueCat のサーバー(米国の Amazon Web Services)に保存されます。受け取らないもの:名刺、名刺の写真、名刺から読み取ったテキスト、お名前、メールアドレス、アカウント(そもそも存在しません)、この端末の識別子、広告識別子、そしてアプリの使い方に関する情報。

なぜ入っているのか。 Kardhaus は RevenueCat の Shipaton に参加しており、その規約は「少なくとも1つのアプリ内課金を RevenueCat の SDK で動かすこと」を求めています。理由はそれだけで、だからこそ黙って組み込むのではなく切り替えを付けました。Pro が解除されるかどうかを決めるのは今も端末内にある Apple の署名済み取引記録なので、オフラインでも動き、ファミリー共有にも影響しません。RevenueCat につながらないときでも購入は成立します。

約束は生きていて、今回がその実行です。 Kardhaus が名刺のデータを Apple 以外の相手に送ることになった場合は、そのアップデートを出す前に、送り先の名前をこのページに書きます。RevenueCat が受け取るのは購入の記録で、名刺ではありません。名刺についての約束はそのまま生きており、RevenueCat の名前は 1.2 の発売前に、後からではなくここに書いています。

Siri AI と、その隣にある Kardhaus の位置

iOS 27 は 2026年9月14日に配信され、Siri AI が入ります。アップルの言葉では「Apple Intelligence を搭載した、まったく新しい Siri」。ここに書いているのはそれへの反論ではなく、範囲の話です。そしてその範囲はアップル自身が述べています。Siri AI は ベータ で出荷され、「まずは英語で提供」、iOS では「当初 EU では提供されない」。

汎用アシスタントの出し方として、これは誠実なやり方です。同時に、月曜にアップデートした人のうち少なくない数が、この部分はまだ自分のものではないと気づくということでもあります。名刺の読み取りは汎用アシスタントではありません。狭い仕事がひとつあるだけで、それは基調講演の前に完成しており、App Store が提供されるすべての国で、同じように動きます。いま読めるのは中国語・日本語・英語の名刺で、韓国語だけで印刷された行は例外として、名刺の写真を見ながら手で補います。ベータも、順番待ちも、地域制限もありません。

違いは品質ではなく、届く範囲です。何を聞かれても答えなければならないアシスタントのために、Apple は Private Cloud Compute を用意しました。アップル自身の説明では、送られた内容を保存せず、Apple でさえ見ることのできないクラウドです。Kardhaus もバージョン 1.1 から、iOS 27 では AI 認識をまずそこで処理し、バージョン 1.2 からはフォローアップの下書きも、作成をタップしたときにまずそこで書きます。それでも、名刺の文字を読み取るという本来の仕事は今も iPhone の中で終わり、名刺の中身が当社に届くことはありません。 アプリは当社に何も送らないからです。

どちらも自分で確かめられます

App Store のプライバシー表示を読んでください。バージョン 1.1.x までは データを収集しません、1.2 からは一項目、購入履歴。アプリの機能と分析に使われ、ユーザーに紐付けられず、トラッキングにも使われません。名刺から取ったものは、どのバージョンでもそこに載りません。そしてアプリを隅々まで開いてみてください。アカウント登録の画面も、ログインの画面も、どこにもありません。どちらも、こちらを信じてもらう必要がありません。

比較

アカウント必須事業者サーバーに名刺を保管オフライン動作広告トラッキングソーシャル機能
Kardhaus不要なし可能なしなし
国内主流の名刺アプリ必須あり不可—あり
キャリアSNS系の名刺アプリ必須あり不可あり(第三者)あり
採用・つながり系アプリ必須あり不可—あり
クラウド型スキャンアプリ必須あり一部—一部
端末内保存型のアプリ不要なし(iCloud のみ)可能なしなし

各アプリが App Store 上で自ら開示しているプライバシー情報と公開資料から作成(2026年8月)。ご自身で確認できます。App Store の各ページを下にスクロールするだけで、誰にでもできる最速のプライバシー監査です。

よくある質問

アカウントが無いなら、機種変更のときはどうやって移すのですか。
iCloud です。名刺は自分の iCloud プライベートデータベース経由で同期するので、同じ Apple アカウントでサインインした新しい iPhone に戻ります。いつでも vCard や CSV に書き出して自分で持ち出すこともできます。
アプリが当社に何も送らないなら、無料の回数はどう数えているのですか。
数えていませんし、数えられません。読み取った内容も使った回数も当社には届かないため、回数は端末側だけで記録しています。再インストールで回避できますし、それは受け入れています。この枠は価値を確かめてもらうためにあり、誰かを取り締まるためではありません。当社が本当に強制できる枠を作るには、あなたのアプリの使い方を見ているサーバーが必要になります。それこそ、意図的に作らないと決めた製品です。
オープンソースですか。
現時点では違います。プライバシーの主張が真か偽かが決まる部分——解析と認識のコア——をオープンソース化し、アプリの外殻は非公開のままにする案を検討中です。気になる方はウィッシュリストの登録時に書いてください。まだ決まっていない、実際の判断です。
このウェブサイトは何を収集しますか。
Google Analytics のみで、オフにできます。このサイト上の第三者はそれだけです。ほかの解析ツールもフォントもトラッキングピクセルもありません。欧州経済領域・英国・スイス以外では到着時点でオンになっており、お知らせでその旨をお伝えし、ワンタップでオフにできます。欧州経済領域・英国・スイスでは、許可を押すまで Google へ一切リクエストを送りません。広告シグナルはどの地域でも拒否のままで、ご同意後も変わりません。Cookie を使うため既定でオフ、許可を押すまで Google のファイルを一切ダウンロードしません。拒否した場合は記憶し、二度とお尋ねしません。ウィッシュリストに登録された場合は、入力されたメールアドレスと、任意でご記入いただいた自由記入欄の内容を、当社の Cloudflare データベースと非公開の Google スプレッドシートに保存します。Google Fonts も Tag Manager も広告ピクセルもなく、Google の広告シグナルも無効にしています。

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